Sibainu Relax Room

柴犬と過ごす

ZEISS 7×50 Uボート双眼鏡

今日はプログラミングではないのか。なんかほっとするぞという顔をしている柴犬です。

概要

10年ほどまえにeBayでゲットした双眼鏡を紹介します。

今回のものは、第二次世界大戦のドイツ U-Boat 艦隊で独占的に使用されたもので、1941年から1945 年にかけて製造されました。

この双眼鏡は、防水鋳造アルミニウムの一体ハウジングで作られています。
完全な防水機能を確保するために、接眼レンズは固定焦点です。
ただし、完全な固定ではなく、ドライバーを使用することで調整できます。
Uボートの海上捜査で使うものですのでこれで十分なのでしょう。

表面は滑らかではなくエンボスでウグイス色の塗料で塗装されており、腐食せずにこの元の塗料の高い割合を保持しています。経年と使用により、摩耗はあります。

エンボスではなく滑らかなイエローオリーブ色はよくみますが、この色は小数の部類に入ります。

80年経過しているにも関わらず錆がありません。金属の素材の優秀さが伺われます。

全体フォルム

金属の塊のような重い双眼鏡ですが、形状がすばらしく手になじみますので非常に持ちやすいです。

レンズのコーティング

対物レンズの直径は50mmで、レンズは接眼レンズ、対物レンズとも青色でコーティングされています。

第二次世界大戦当時、日本の光学も頑張ってはいましたが、コーティング技術はまだ持っていませんでした。当時のZeissの技術力のすごさが伺われます。

これは、これまでオーバーホールを受けたことがないものですので、光学系はカビの発生はなく多少曇りがあります。オリジナルを保つ方がいいと判断して今後もオーバーホールはしない方針です。

対物レンズ、接眼レズとも目立つ傷はありません。ラッキーです。

視界は7度位ですがアイレリーフが抜群に長いです。30mm位はあるでしょう。覗きやすいです。