Sibainu Relax Room

柴犬と過ごす

インテル SSD D7-P5520 でメインパソコンを再構築

バテてるけどキリっとした顔している柴犬です。

概要

メイン4パソコンの故障を想定して NAS に WD赤 を利用してデータを保存していましたが、データの読み書き時間がかかるためメインパソコンの内部SSDを利用したいと考えるようになりました。

タイミングよくインテル SSD D7-P5520 がフリマサイトに出品があったのでこれを購入して使えるように試みました。

その記録を残すことにします。

インテル SSD D7-P5520

仕様
 容量 3.84 TB
 フォームファクター   U.2 15mm
 インターフェイス    PCIe 4.0 x4 NVMe
 重さ          165g +/- 5g
 リソグラフィー・タイプ 144L TLC 3D NAND
 使用条件        Server/Enterprise

購入したものはこれです。

本体表

本体裏

コネクターは U.2(SFF-8639) オスとなります。

U.2 to PCIe 変換アダプター

アダプターを新規に購入しました。購入したものはこれです。

コネクターは U.2(SFF-8639) メスとなります。

SDD を装着するとこんな感じになります。

装着して起動

これが出るまではよかったのですが、この画面から全く動きません。「F2」「DEL」「F11] を押しても全く反応がありません。

起動ディスクを選択することもできないので、WINDOWS どころか LINUX をインストールこともできないため、何とか攻略をさぐらなければなりません。

次に試した方法

次の記事を参考にします。

https://chimolog.co/bto-ssd-kioxia-cm6/

StarTech.com のアダプターを購入しました。

Mini SAS 36P SFF-8643 SFF-8639 ケーブル 12Gbps 帯域幅 15ピン SATA電源 U.2 SSD

装着して起動

マザーボードのNVMeコネクターに装着して実行してみました。

前回と全く同じ結果になりました。

この画面から全く先に進めません。

後で分かりましたが、USBを介して接続できるような状態にして、マザーボードのNVMeコネクターに装着して起動できるのか試してみました。

やはり結果は上の画像の状況になりました。そして、時間をかけたフォーマットが消えて再フォーマットということになりました。

このとき、何らかのアクションが INTEL SSD に起きているようです。

ということで、複数回の完全フォーマットをした結果、総書込量が 16000GB ほどあっという間に増えてしまいました。

フォーマットは負担が大きいので2度とこのような接続はしません。

考察

これまでの結果から、起動ドライブにできないのではないかと推測しました。

起動時に起動ドライブの検索を回避すればいいのではないか。レイドなどのコントローラーを介する方法にすればいいのですが、手持ちのパーツでできることを考えます。

考えた方法が USB を利用することです。

USB の利用

StarTechコム のアダプターとケーブルを以前から持っていたUgreenの USBケースを次のように結合しました。

接続してみます。なんと成功しました。

総書込量 550000GB で健康状態 98% ですからエンタープライズは相当タフな作りになっているようです。

使われているドライバーは SCSI Disk Device でした。この類のカードを介さないと接続できないようです。

今後、どのようなカードの購入が必要か考えていくことにします。

USBを介していますので電源が入っていても取り出しができます。

フォーマット

ディスク管理からパーテイションの作成、NTFS でクイックフォーマットを行いましたが、うまくいきませんでした。

エンタープライズになると、クイックフォーマット(ひょっとして2TB以下?)はうまくいかないようです。

再フォーマットは、今後データ専用にするので EXFAT ですることにします。

また、低レベルから行いたいのでコマンドプロンプトから diskpart を実行して、フォーマットします。

アロケーションユニットサイズは 4096 にしました。

次の画像は、フォーマットの開始から数分後の状況です。なかなか進みません。

最初、クイックフォーマットを試しましたので、パーテーションは既に作成されていました。

おおよそ一時間後の状況です。

おおよそ2時間後の状況です。

全て完了するまでおおよそ3時間かかりました。

3.84TBをフォーマットするのは時間がかかるようです。

実力

ストレージ Samsung PM9A1 1TB を UGREEN のUSBケースに入れたのと変わらないくらい数値になりました。

接続したまま、PCを再起動したときの数値です。数値的には安定しています。

やはりフルに性能を発揮させたいので取り組んでいくことにします。

しかし、WEBを調べてみても情報が少ないので解決には時間がかかりそうです。

使った費用

StarTech.com U.2約2,800円
SFF-8643 SFF-8639 ケーブル約1,800円
Ugreen USBケース約2,300円
約7,000円

普通のSATA程度しか数値がなく、信頼性は未知数なので今回の導入は満足できるものとはなりませんでした。