へエェーーーーそんな双眼鏡があるのだという顔をしている柴犬です。
概要
今回の双眼鏡の紹介はこれです。
フランスの「Huet」製の1959年製造の軍用双眼鏡です。
とにかく双眼鏡らしくない形状です。
扱いやすさをあまり重視していないのか、絵から想像されるように持ちやすくはないです。ダハプリズムでここまで高視界なのは珍しいです。
広視界双眼鏡で見掛け視界が 11°と刻印があり、これは ZEISS と同じレベルです。
第二次世界大戦後、広視界双眼鏡が数多く制作されたようです。
これも10年以上前にフランス「EBay」で購入したものです。
内部は不明ですが、巨大なダハプリズムがボデイに収められていると思います。
付属のケース
専用ケースと一緒に写してみました。
ケースの蓋の上に刻印があります。
「Jumelle」はフランス語で双眼鏡という意味です。
対物レンズ
肉眼ですぐに分かる傷がなく綺麗なコーティングをしています。
対物レンズ横の刻印です。
「Marine Nationale」はフランス海軍という意味です。
接眼レンズ
接眼部は焦点調整できるようになっています。
しかし、アイカップを外して指で力を入れて回します。
洋上の捜索で使うのですから焦点は一度合わせたらそれでいいので不便はないのでしょう。
接眼レンズの直径は22mmもありアイレリーフも長く非常に覗きやすいです。