僕も双眼鏡で見てみたいなという顔をしている柴犬です。
ZTF彗星を見るためにこの双眼鏡を出して、彗星を探しましたが天候も悪く見ることができませんでした。
概要
今から50年ほど前に販売された古い双眼鏡です。
この双眼鏡は第二次世界大戦の戦時中に作られた10X70空十双の血筋を引く双眼鏡です。空十双は視野7度とうたっていましたが、実のところは分かりません。
いづれにしても、今後作られることがないと思われるスペックを持っています。
というのも、実視野6.5度ですので見かけ視界65度あります。このような広角にするには接眼レンズは言うに及ばずプリズムを大きくし高屈折率のガラスを使わなければなりません。
したがって、プリズムを収めるボディーを大きくしなければならず双眼鏡全体が大きくなり重量も重くなります。
さらにいいのは、アイレリーフが長く見やすいということがあります。下の写真の最後尾でみるとおり接眼レンズがとても大きいことからも見て取れます。
当時10万円近い値段をつけていた記憶があります。
全体
ダッグペルカに経年による劣化は多少みられるものの、塗装、金属部分には劣化は見られず、当時の製品の良さが感じられます。
前面から
対物レンズ
巨大な7cmの対物レンズです。
販売から50年近く経ちますが、光学系に目立つ曇り傷はなく十分楽しむことができる状態です。
接眼レンズ
直径2cm近くある巨大な接眼レンズです。アイレリーフが長いです。